2012年6月9日土曜日

【雑記】会社で技術を得るということ

今まで私は、「会社」というものは「組織が利益を得るために、社員が自身の保有するスキルを
生かして貢献する場所」であり、その「対価として給料を得ている」のだと考えていました。

少なくとも「職場は自分がスキルアップするための場ではない」と思っていました。
会社にいる間は単純作業であろうと何だろうと「仕事」をこなさなければいけないのだから、
与えられた仕事をより速く正確にこなすことが最重要だと思っていました。
(その考えは今でも変わっていませんし、社畜と言われても構いません)

「仕事」をこなすために必要なスキルはプライベートな時間を使った自主学習でやって、
会社でそのスキルを業務に生かすべきだと。


しかし、その考えは少し違っているかもと最近思うようになりました。

ここ2週間ほど、UNIX上で動く業務システムの環境設定(主にミドルウエア)をやっていましたが、
勉強になることの多かったこと。

これまでUNIXはほとんど触ったことがなく、最近ようやくLinuxをさくらVPSで触るようになった
ばかりなので、実際に手を動かしてみると色々とエラーの壁にぶち当たるのです。
そのうちエラー内容に対してもパッと勘が働くようになり、レベルは低いけど「少しは成長した
かな」と実感することもありました。


普通は定時間でも8時間は会社にいるのだから、その時間で仕事をこなしつつ、同時に
新しいことに触れられればそれは成長して当たり前ですよね。


どんな業務に携われるか、どんなプラットフォームのシステムに携われるか、流動的な
人員配置・ローテーションが可能かどうか、
会社から与えられる「環境」は重要なんだと気づかされた件でした。

その上で、今仕事で必要とされているスキルに優先順位をつけて自主学習を進めて
いけたらいいなと思っています。


<補足>
自分で勉強もしなければ、工夫もしない。与えられたことだけを何も考えずに淡々とこなす。
こういう人が増えたような気がします。
複数ファイルのGrep、文字列置換など、知っていれば1分で終わることを永遠と手作業で
1時間もかけてやるのはなんだかなあと思います。


会社の環境も大事ですが、それだけが全てではありません。

0 件のコメント:

コメントを投稿